第29回 日本心療内科学会学術総会の2日目です。

東京国際クルーズターミナル駅ではサイクリングイベントが開催されておりました。
そんなアクティブなイベントを横目にじっと座って過ごす学会へ向かいました。
今回の目的は、
①心身症への理解(呼吸、消化器、疼痛)
②心療内科×漢方
でしたので、それにあわせて2日目の予定も立てておきました。

2日目は産業医の単位取得も必要でしたし、ちょうど漢方をテーマにしておりましたので追加で料金を払ってでも受講しようと思い参加しました。
変更点はランチョンセミナーです。
予定を立てた時点ではランチョンセミナーの内容が公開されておりませんでしたが、当日には会場に張り出されておりランチョンセミナー4へ予定変更しました。
【学び】
2日目で学びがあったのは
①漢方
そもそも漢方の扱いも学びに行っているのでとうぜんではありますが、
舌診で舌浮腫により歯形が残る人は水毒があるので、利水役である五苓散をよく使うという所見は以前に学び活用しておりました。
しかし、今回は『舌がぴくぴくする』という所見は筋緊張を指し肝気の高ぶり、と表現できることが大いに学びになりました。
つまり、抑肝散の出番です。
また、抑肝散はやせ型のイライラタイプとの相性も良いので、追加で所見を見て判断でよさそうです。これに、胃腸障害が伴えば、抑肝散加陳皮半夏の方が良いようです。
②IBS
IBSの話は正直言って奥が深くて理解できた気はしませんでした。
ストレス嘔吐自体が、ACTH過剰分泌に伴い正常者とは全く異なるものになっていることが一因という点には驚きました。
ACTH過剰分泌があれば、普通はコルチゾールが増加し、抗ストレスホルモン作用が発揮されそうなもので、そこがアンバランスで難しいと感じました。
また、視床下部障害による下垂体機能障害でも、ACTH過剰分泌が生じますのでこの辺は鑑別に要注意だと感じました。
総合診療医がつくられた時に、内科とも救急医とも違う総合診療医のアイデンティに悩む医師が多かった気がしますし、理解されない部分も多かった気がします。
いまだに理解していない病院では、総合診療医がやりがいを失い離れていく傾向にはあるためまだまだ難しい部分ではあります。
同様に、心療内科医も精神科でもいわゆる一般内科でもない自分たちのアイデンティティに悩んでいることを知りました。
発言はしませんでしたが、おそらく総合診療との親和性と共感性が高いということを念頭に、プライマリケア学会と合同企画とかをやると非常に活発な議論ができそうな気がします。
【ランチョンご飯】
ランチョンセミナーのご飯は今半のすき焼き弁当でした。
2日目のリッチなご飯でありがたく頂きました。


【おやつ・ドリンク】
2日目は前日の疲れからか少し眠気もあり、コーヒーばかり頂きました。
2日目はコーヒーブレイクセミナーは参加せず。


【帰路・周辺】
帰路は、東京テレポート駅→(りんかい線)→天王洲アイル駅→(東京モノレール)→羽田空港の経路で帰りました。
時間的にも夕暮れがきれいなお台場でした。


なお、12月という時期なだけあり、イルミネーション?と思しきデコレーションをされた公園を横切りましたが、おしゃれすぎてすぐ帰りたくなりました。


【まとめ】
東京まで行くのに非常に疲れましたが、行った甲斐のある学びのある学会でした。
特に、非オンライン・オンデマンドの部分が少なくないため、現地でしか学べない部分も多く、現地に行って参加する意義を改めて感じる学会でした。
個人的にはこういう現地に行く価値が高い学会の方が好きです。