PMDAをご存じでしょうか?
独立行政 薬物品医療機器総合機構(Pharmaceuticals and Medical Devices Agency)の略です。

HPはこちら👇
それが何だ?という話ですが、我々医師が処方した薬剤の副作用によるものと思われる所見があった際に報告する先だと捉えてください。
本来は薬剤以外も取り扱ってはいますが、主に薬剤関連でお世話になります。
日常診療で、これはもしかして薬剤の副作用かな?
と、思う際には添付文章やインタビューフォームで副作用を調べてみたりすることはりませんか?
これは、皆さん1回ぐらいは経験があると思います。
製造メーカーが把握している、市販前調査の情報などを盛り込んだものになります。
では、PMDAのホームページで検索したことはあるでしょうか?
PMDAでは医師や薬剤師、患者さんなどから上がった報告をまとめて症例検索する方法があります。例えば、年齢性別、処方時期と発症時期、転帰(わかる範囲で)が記載されています。
これにより、直近●年で●件、とかを知ることができます。
患者背景も少し情報が得られますので、患者さんに説明する際に結構役に立ちます。
これは●という薬剤の副作用を考えます。
PMDAという薬剤などの副作用を報告し、情報整理をする機関のもつ情報で調べると、●年に●件とかなり稀ですが報告があるようです。
今回はまことに残念ながら、このかなり稀なケースに当たってしまったのだと考えます。
などと説明すると、そんな稀なことが起きていたなら、客観的な数字を提示することで理解を促すきっかけになったりします。
(もちろんレア出ないものは数が多すぎて乗りませんし、皆が皆報告書を書いているかは定かではないので、あくまで報告されたものの情報でしかありませんが)
また、それだけ『調べる』という手間や誠意をもつことで、ご理解をいただけことも増えたりします。
我々、総合内科は意外とこういうお仕事も回ってくることが多いため、ぼく個人は意外と調べものに使っています。
では、実際はどのように使って知らベるのでしょうか?
知ってて使わないのと、知らなくて使えないのは別物です。
一度使い方を見てみましょう。
まず、HPを開きます
HPを開くと、下記のような画面が出ますので、『訪問者別』を選択します

『医療時従事者の方におすすめのコンテンツ』にカーソルを合わせると下にたくさんの選択肢のタブが出てきます。
そこで、『副作用が疑われる症例報告に関する情報』をクリックします

クリックした後は、一番下までスクロールします。
そこで、『副作用が疑われる症例報告ラインリスト検索ページ』をクリックします。

また一番下までスクロールして『同意する』をクリックすると、別のページが立ち上がります。

こんなページが立ち上がります。
ここで、赤枠の検索窓に『調べたい薬剤名』を、緑枠の検索窓に『副作用名』を入れます。

具体例を出してみます。
僕がPMDAで検索するきっかけとなった症例である、
『アトピー性皮膚炎の治療薬であるデュピクセントによる好酸球増多症』
について検索してみます。
赤枠にデュピクセント、緑枠に好酸球増多を入れます。
すると右側に検索結果が出てきます。
『症例』をクリックします。

クリックすると、症例のちょっとした情報がもらえます。
どんな患者さんに、デュピクセントを使用したか、そしてうまくすると投与日と副作用の発症日がわかったりします。
これにより、どの程度潜伏期をあけて発症するものなのかを知ることができます。
また、再投与があったのか、なかったのかを見ることで、ほかの症例は完全な中止を余儀なくされたのか、結局再投与もできたのか、などの情報も得られます。
これらは患者さんや家族に説明するうえでも、自分の知識として知る上でも非常に大事な情報になります。

注意点は、好酸球増多、好酸球増加、好酸球増多症、など類似語をまとめて検索はできないことです。どの言葉で登録されているかは検索しないとわかりません。念のため、類似したキーワードも検索する必要がありますのでその点は注意してください。
今回は、PMDAサイトを使って、副作用症例報告を探す方法を記載してみました。
一度、自分が出会った症例で検索してみてください。
自分が出会った症例を思い返しながら使ってみますと、使い方がわかるようになると思います。